エアスピネル
2歳時から、良い走りができて回りの期待も高かった。
日本の優秀な牝系。 エアデジャヴー→エアメサイアの一族。
武器は長い脚を使えるのと、操縦性の良さ、追走を苦にしないところ。
苦手条件でも自身の力を出してくるところ。
弱点はズバ抜けた特徴がない。
特にキレる脚がなくてジリジリ伸びてくる。まさに一族を象徴したような。
デイリー杯2歳ステークス
ここでは力の違いもあり、G1クラスと評価される。
朝日杯フューチュリティステークス
期待通り力を見せるが、相手が悪かった。リオンディーズの剛脚に屈する。
このリオンディーズ、なんとあのシーザリオの息子。
シーザリオと言えばエアスピネルの母親エアメサイアが大きな壁にしていた因縁の相手。
またしても。ファンは血の戦いが見られて楽しいが、スピネルはほんとに悔しかっただろう。
こちらが母親たちの対決。
全く同じ勝負服、全く同じような脚質、全く同じような着差
巻き返しをしたい弥生賞 因縁のリオンディーズがいる。
そして新たなる刺客マカヒキの登場。
レースはマカヒキとリオンディーズの一騎討ちについていけず3着。
力は出しているが、相手が悪い。さらに、マイラーと噂され2000は若干長いのかも。
皐月賞 弥生賞でやられたマカヒキ、リオンディーズがいる。
さらにきさらぎ賞のサトノダイヤモンド、共同通信杯のディーマジェスティがいる。
他にも強豪がずらずら。 ファンも盛り上がるほどの最強世代クラシック。
産まれた時代が悪すぎた。まさに。スピネルは苦しむ。
直線なかば、暴走で自爆するリオンディーズを捉え、 いける!と思ったはず。
しかし、ついてない。
リオンディーズに体当たりされエアスピネルとサトノダイヤモンドはまともに不利を受ける。
その隙を見たようにディーマジェスティ、マカヒキがスルスルと、
さらにサトノダイヤモンドに力でねじ伏せられるように交わされる。
日本ダービー
皐月賞の上位5頭の順番が入れ替わるだけのやっぱりハイレベルのメンバーそのまま。
エアスピネルもその5頭の中。リオンディーズには先着。
しかし、マカヒキ、ダイヤモンド、マジェスティは強い。大きな壁だった。
2400mは距離も長いが、踏ん張って自身の走りをして4着。
越えられない壁なのだろうか?スピネルは苦しむ。
秋、不適な条件の神戸新聞杯を試走に明らかに距離が長い菊花賞で全力を尽くして3着。
頑張っている。何度も見たサトノダイヤモンドの離れていく後ろ姿。
悔しい思いを糧に休養、得意条件に路線変更。 京都金杯でうっぷんを晴らすような勝利。
やはり強い。 その後はマイル重賞で強豪相手に紙一重の戦い。
そして大目標の安田記念。
力は見せるもついてない。前が詰まってしまい、5着。
G1を勝ちたい。苦労している。
産まれてからここまで一度も掲示板を外さずに最後まで一生懸命走っている。
勝たせてあげたい。この馬ならG1馬になる資格がある。
秋は悲願のG1。最大のチャンスはマイルチャンピオンシップか。
ここにもしマカヒキが出てきたとしても、一泡吹かせたい。
スピネルはパワーストーン
自己実現や目標達成への強力なサポートとなる石 越えられない壁はない。
頑張っている者に頑張れとは言わない。必ず順番は来るから、諦めずにいこう!
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